
HSPに事務所は向いてないのかな…?
女性に人気の高い事務職。
しかし、HSPにとっては「向いていない」と感じる瞬間が多々あります。
- HSPに事務職は向かない?
- 続けやすい事務職はある?
- 事務職の体験談を知りたい
HSPにとって事務職は、「選び方が大事」だと、経験を経て思います。
- 事務職が向いていないと感じる理由
- HSPでも続けやすい事務職の条件
- HSPにおすすめの事務職
- HSPに向かない事務職
さまざまな業界で事務職を約3年続けてきた私が感じた体験談をもとにまとめていきます。



ぜひ参考にしてみてください!
HSPが事務職に向いていないと感じた瞬間
約3年間いろんな業界で事務職を経験。
そんな私が、事務職が向いていないと感じた瞬間をまとめていきます。
- 常にマルチタスクが求められる
- 電話対応の緊張感
- 人間関係に気を使いすぎる
- 簡単な業務が続くと病むこともある
1つずつ紹介していきます。
常にマルチタスクが求められる
事務職は、「暇そう」「ラクそう」などのイメージを持つ人もいると思います。
しかし実際は、マルチタスクが求められる仕事です。
- 頻繁に電話がくる
- 急な仕事依頼がある
- 営業に対して事務の割合が少ない
通常業務の他にもイレギュラーで発生する仕事がたくさんあるので、自分で考えて臨機応変に対応する必要があるのです。



営業の代わりにミスをチェックしたりする仕事は、プレッシャーもありました。
電話対応の緊張感
忙しい業界だと常に電話が鳴っていることも。
HSPの場合、
- 慌ただしい空気
- 電話対応している時の静けさ
- 急になる大きい音
- 営業の大きい話し声
- クレーム対応から疲弊する
など、電話から影響する刺激が多くあります。
基本的に一時対応は事務職の仕事なので、この緊張感はとても苦手に感じる人も多いはず。



静かな空間で電話をとる時が嫌でたまりませんでした…。
人間関係に気を使いすぎる
事務職は外仕事がほぼなく、デスクワークがメインです。
さらにデスクワークは、常に誰かと一緒の空間で働くことになります。
- 「気が利かない」と思われないように常に気を張っている
- 頼まれごとが多く、自分の業務が進まない
- 迷惑をかけないようにと、自分を犠牲にすることも
このようにして、周りを気にしながらの業務は疲れてしまうことがあります。
また事務職は、いろんな人に話しかけられたりすることも多い立場です。



常に笑顔で対応するのは、とても気疲れしてしまいます。


簡単な業務が続くと病むこともある
事務職は、正直覚えたら簡単にできる仕事も多いです。
- 同じ作業を繰り返すことにストレスを感じる
- 単調な業務だと飽きやすく、やりがいを感じにくい
このようなストレスを抱える現場もありました。



「自分はこのままでいいのか。」など、他の人と比較してしまうことがありました。
自己肯定感が低めのHSPにとっては、自己嫌悪になる原因にもなってしまいます。
【体験談】HSPに向いていた事務職の特徴



やっぱりHSPに事務職は向いてないのかな…
そんな風に感じたことがある方も多いかもしれません。
しかし実際HSPにとって事務職が向いているかどうかは、職場の環境次第というケースがとても多いんです。
というのも、一概に事務職といっても様々な種類があるからです。
事務職の種類一覧
事務職の種類
- 一般事務
- PCを使ったデータ入力・資料作成/電話応対/来客対応など
- 営業事務・アシスタント
- 営業職のサポート業務/見積書や発注書、請求書の作成など
- 経理・財務・会計
- 支払い/伝票管理/帳簿/経費など
- 総務・人事・労務
- 社員の入退職の手続き関連/勤怠管理/給与関連など
- 秘書・受付
- 社長のサポート業務など
- 法務事務
- 法的な書類を作成・管理/契約書、覚書のチェックや保存など
- 貿易事務
- 通関書類の作成/手配関連など
- 学校事務・大学事務
- 学校内で発生する人事や経理等一連を対応
- 医療事務
- 病院内での会計や受付を主に行う



私はこの中で「一般事務」「営業事務」を主にやっていました。一部、「受付」「経理」「総務・人事」なども対応していたことがあります。
私が働きやすいと思った「事務職の環境」は3つです。
おすすめの環境
- 電話対応は企業メインの業界がいい
- 職場の雰囲気は慌ただしくなく、小〜中規模くらいが理想
- 適切な仕事量で働ける場所を探す
環境を見極めて決めないと失敗して長続きしない原因となってしまいます。



体験談をもとに紹介していきます。
電話対応は企業メインの業界がいい
事務職で電話対応は避けては通れません。
ですが、その中でも企業メインの電話対応なら落ち着いて対応できることが多いです。
やりやすい点
- マニュアルのような1次対応だけで完結する場合が多い
- 相手方も丁寧に受け答えしてくれる
- 事務職が電話でクレーム対応というケースが少ない
お客様対応となると、コールセンターのような感じで常に緊張感があります。
しかし企業相手なら、ある程度言うことが決まっているので対応しやすいです。
自分のペースを保てる職場がいい
事務職と一口に言っても、企業によって環境が全く異なります。
- 社員数が少なく、落ち着いた雰囲気
- 一人で黙々と取り組める業務
- 自分のペースで進められる自由度のある環境
- 営業がほとんどいない環境
こんな職場であれば、HSPの繊細さや集中力を活かしながら、心地よく働けます。



会社の規模が大きくても、業務中は「ほぼ1人」という環境もありました。
事前に自分の働く時間の環境を把握しておくと安心です。
適切な仕事量で働ける場所を探す
HSPの方が仕事を選ぶときには、
- 人間関係は穏やかか?
マウントを取る人がいない・気を遣いすぎない環境か - 仕事内容はシンプルか?
同時に複数のことをしなくていいか - 働き方に自由度はあるか?
休憩の取り方や業務の進め方に柔軟さがあるか
この3つを意識して選ぶと、「合う職場」と出会える可能性がぐっと高まります。



求人を探す際、ぜひチェックしてみてくださいね!
【体験談】HSPに向いていない事務職の特徴


私が実際にやってみて、「続かなかった」「苦手意識があった」事務職の体験談を紹介します。
忙しい業界の営業事務
営業事務は、忙しい営業さんに変わって補助的な仕事をします。



忙しい業界&業務量の多い営業事務はHSPにとって最悪な時間でした。
- マルチタスク多め
- 締切に追われる
- 営業に振り回される
イレギュラーなことばかり起きるし、自分のペースでは働くことのできない仕事でした。
ずっとピリピリした空気と慌ただしさで、その場にいるだけでストレスが半端じゃなかったです。
クレームなどの電話が多い一般事務
私はサービス業の電話対応をしていたため、お客様からの電話がたくさんありました。



「質問」や「取次」ならいいのですが、クレームなどのネガティブな電話が多かったです。
- かなりの時間拘束される
- 自分が怒られている気持ちになる
クレーム対応は好む人はいません。
そのため、自分を犠牲にしてまで対応してしまうことも。
ネガティブな感情を引きずってしまい、エネルギーを吸い取られているような感覚になっていきました。
重要書類を扱う法務事務
覚書や契約書類などの重要書類の作成やチェックを行う法務事務。
HSPの繊細なチェック能力を活かせる一方で、常に緊張感のある仕事でした。
- 自分のミスが許されない
- 多方面に迷惑をかけるリスク大
- 責任感が重大
HSPは責任感が強く、ちょっとしたミスでも自己避難をしてしまいます。
そのような特性があるため、ミスは全くなかったのですが、日々のストレスが大きすぎました。



自分のミスで迷惑をかけたらと思うと恐ろしさが押し寄せてきました…
向いていない事務職で「働きやすくする」工夫
ここから、事務職として働きやすくするための工夫について紹介していきます。
電話対応の工夫をする
事務職で電話対応がない仕事というのは中々ないという現実。
そんな中で出来る工夫について紹介します。
- 自分からかける場合は、なるべく人がいない時を狙う
- (登録できるならば)内線に「相手先」が表示されるように設定しておく
- 台本やセリフをノートに準備しておく
- メールやチャットでのやり取りをメインにしておく。



電話対応は、準備しておく&勢いで乗り切るしかありません!
一人で集中できる環境を整える
自分の席では、「境界線や壁をつくる」ことが効果的です。
また、休憩時間などは1人になれる場所を見つけておくことがとても大切。



ご飯まで誰かと一緒にいると疲れてしまうので、工夫してみてくださいね。


ミスを防ぐチェック体制を作る


プレッシャーが常にあると疲れてしまうので、チェックリストを活用すると落ち着いて作業ができるようになります。
「きちんと確認したから大丈夫!」と思えるようになりますよ。
向いていない事務職を選ばないために



職場の雰囲気を事前に知るのは難しいよなあ…。
働く前に職場の人や雰囲気を知ることは難しいですよね。
ましてや事務職が未経験なら、人気の事務職で採用してもらうのも大変です。



私がおすすめなのは、「派遣社員」という働き方です。
- 職場見学が可能
- 就業先の雰囲気を営業担当に聞ける
- ミスマッチが少ない
- 未経験でも就業しやすい
直接企業に聞きにくいことも聞けるので、HSPにとっては強い味方…!
「派遣社員」についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。


自分に合った環境で事務職をしよう!


HSPだからといって事務職が向いていないわけではありません。
向いてない=ダメじゃなく、合う場所が他にあると知ることが第一歩。
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あなたにとって、心地よく働ける場所が見つかりますように。