面接で泣きそうになった経験はありますか?
私は4回転職をしていて、就活中は自分に合った会社を模索するために何度も面接を受けてきました。
何回面接を受けていても得意になることはなくて、むしろとても苦手です。
会社によっては雰囲気から張り詰めていて、面接官の声色や口調だけで「もうだめだー。」と思って、泣きそうになって声が震えていたなんて思い出もあります。

そんな私をみて「大丈夫?」といった声をかけてくださる時もあって、本当に情けない気持ちでいっぱいになっていました。
当記事では、何度も面接を乗り越えてきたHSP気質の私が考える「面接で泣きそうになった時の対策」などについてまとめていきたいと思います。
面接で苦しい思いをしているHSPさんの参考になれば嬉しいです!
HSPが面接で泣いてしまう理由
HSPはどうして面接で涙がでてしまうのでしょうか?
何度も面接を重ねてきた私が自己分析をしてみたところ、5つの点が考えられました。
- 自分の感情に触れるから
- 面接官の態度や言葉に傷つきやすい完璧主義になりやすい
- 緊張やプレッシャーが強すぎる
- 面接官の態度や言葉に傷つきやすい
- うまく話せないことへの悔しさ
1つずつ紹介します。
理由1 自分の感情に触れるから
面接では、前の仕事で「努力したこと」「嬉しかったこと」などの過去の経験を聞かれます。



HSPの私は、自分の本音を話そうとすると涙が溢れてきてしまいます。
自分のことや本音を話す時に涙が出てしまうのは、「感情に触れるから」です。
非HSPからすれば「ただのエピソード」にすぎないかもしれませんが、HSPにとっては様々な感情と触れるきっかけとなるために涙が溢れてきてしまうのです。
理由2 完璧主義になりやすい
HSPの人は、完璧主義になってしまいがちです。
完璧主義の理由
- 感情にとても敏感になってしまう
- 面接官に対してどう思われているかを気にして話してしまう
- 自己肯定感が低い
- 他の人と比較して自己嫌悪に陥ってしまう
- 少しのミスも許せない
- 自分の発言によって不快感を与えていないかなど不安に思ってしまう
相手の気持ち、自分の感情、ミスをしてはいけないと考えすぎてしまうが余り、涙が溢れてしまうのです。
理由3 緊張やプレッシャーが強すぎる
面接では普段とは違う空気感になりますよね。
- 面接官からの圧
- ピリッとした空気
- 時計やペンなどの音
HSPにとって、こう言った環境が大きな刺激となってしまいます。
いつもよりも大きな刺激に耐えられずに泣いてしまうことがあります。
理由4 面接官の態度や言葉に傷つきやすい
面接官の真剣さが伝わってくる状況で、
- 厳しい態度を取られる
- 意地悪な質問をされる
HSPは強くショックを受けてしまいます。
ただでさえ自己否定が強まっているため、余計に傷つきやすく、感情が高ぶって泣いてしまうことがあります。
理由5 うまく話せないことへの悔しさ
考えすぎてしまうが故に、「もっと上手く話さないと!」と思いすぎて頭が真っ白になることがあります。
パニックに陥ってしまった結果、焦りやできない自分への悔しさで涙が溢れてきてしまうのです。
面接で泣かないための5つの対策
刺激や感情の変化に敏感なHSPは、その性格を理解して対策を万全にしておくことをおすすめします。
- 事前にシミュレーションしておく
- 深呼吸やリラックス方法を取り入れる
- 「完璧じゃなくていい」と考える
- もし泣きそうになったら、一度「間」を作る
- 面接官を「敵」ではなく「対話相手」と考える
1つずつ紹介をしていきます。
事前にシミュレーションしておく
涙が出そうになって、言葉に詰まってしまうことが想定されるので、事前に話すことの準備をしっかりしておきます。
- 面接で聞かれそうなこと
- 会社のこと
- 自分の性格や過去のこと



私の場合は、一般的なことから一歩踏み込んだことまで考えてノートに書き出して準備しておきます。
ノートに書き出して振り返りをすることで心の準備ができるし、(面接時には持ち込めませんが)お守りのような安心感があり、落ち着いて対応することができます。
ノートに準備して終わりではなく、声に出して何回も練習するのもおすすめです。
- 本番でも感情に左右されずスラスラ言える
- 過去のことを振り返っても冷静でいられる



鏡を見ているのは恥ずかしいですが、自分の表情を見てハキハキ話せるようになると、なんとなく自信が湧いてきます!
深呼吸やリラックス方法を取り入れる
面接前の刺激を少しでも減らすために、ギリギリまで自分の世界に入ることが大切。
目を閉じて深呼吸をしてみたり、瞑想の時間を取り入れるのがオススメです。
自分なりのリラックス方法を普段から考えておくと、慌てずいつもの感じでいられます。



私は面接前や緊張する場面では、大丈夫。という声を何度も自分にかけてあげるようにしています。
「完璧じゃなくていい」と考える
HSPは完璧を求めがちで、ちょっとしたミスでも自分を責めてしまいます。
完璧にやろうとは思わず、「多少の失敗があってもいいや。」くらいの気持ちでいた方が気が楽になるし、逆にいつもの自分を出せるようになってプラスになります。
自分を追い詰めずにプレッシャーを減らす工夫をしましょう!
もし泣きそうになったら、一度「間」を作る
パニックになりそうになったり、涙が出そうになったら一旦間を作ることが大切です。
「少し考えてもいいですか?」と前置きをしてから間を取ります。少し深呼吸をしてから話を始めるだけで感情が落ち着くのでオススメです。
面接官を「敵」ではなく「対話相手」と考える
面接官って怖い印象がありますよね。先方も真剣なため笑顔がないし、感情なく淡々と話を進められていくと余計に不安感も募っていきます。
HSPは考えすぎてしまうので、評価されていると思うほどプレッシャーに押しつぶされてしまいます。
そんな時は、面接に対する考え方を変えて、「いい関係をこの先築けるかを確認する」と思うことで、少し気持ちがラクになります。



もしダメだった場合でも、もう一生会うことはないんだ!くらい極端に考えた方が気楽に話せるようになります。
もし面接で泣いてしまった時の対処法
いくら準備していても、イレギュラーなことが起きてしまうのが面接です。
思いがけずに涙が出てしまった時の対処方法について紹介します。
「すみません、緊張してしまって…」と素直に伝える
HSPの人が泣いてしまうのは、真剣に向き合っている証拠!
もちろん泣くことはよくないですが、素直に伝えれば面接官も理解してくれることが多いです。
変に隠して慌ててしまうよりも、きちんと対応をした方が印象も変わります!
その場は笑顔で乗り切る
ふいに涙が出てしまったら、「すみません、感情が高ぶってしまいました。」と少し笑顔を交えながらフォローを入れると、その場の空気が和らぎます。
怖い顔をして不機嫌そうにしているよりも、笑顔を見せた方が印象が変わります。
面接は辛いですが、明るく振る舞って頑張りましょう!
「泣いたから不採用」とは限らないと考える
「泣いてしまったから終わったな…」とネガティブに考えてしまいますよね。
でも、泣いたことで真剣さが伝わることもあります。
大事なのは泣いてしまった後の対応力だと思うし、絶対ダメということはありません。
過度に落ち込まずに、「やり切った!」と前向きに捉えましょう。



もし不採用だったとしても、自分には合っていない会社だったんだな。と切り替えて次に活かしましょう!
面接が苦手なHSPにおすすめの仕事の選び方
どうしても面接が苦手なHSPさんにおすすめの仕事の選び方を紹介します。
工夫をすれば自分に合った会社を見つけることができます。
特に企業と自分との間に仲介者がいると安心感があります。



私の場合は、派遣社員をやっていた時に営業担当の方と一緒に面接(顔合わせ)に行けたのは心強くて、何かあってもフォローしてもらえていました。
エージェントの方も相談に乗ってくれるので、立ち振る舞い方とかを聞いてみると良いです◎
HSPでも面接は乗り越えられる!


今回は、HSPが面接で泣いてしまうことについて、対処方法などをまとめました。
- 事前にシミュレーションしておく
- 深呼吸やリラックス方法を取り入れる
- 「完璧じゃなくていい」と考える
- もし泣きそうになったら、一度「間」を作る
- 面接官を「敵」ではなく「対話相手」と考える
泣かずに言えることが一番ですが、HSPにはそれが難しいこともあります。
面接がつらくて就活が憂鬱に感じてしまうなら、別の選択肢を選ぶこともおすすめです。



正社員で働くことだけが全てじゃありません!
自分らしく働ける環境を探していきましょう〜